人気なバカラでどのくらい儲けることができるのか平均値(期待値)を知りたいところですよね。なお「バカラの期待値が低い」ということはありません。計算で実証してみます。

今回はバカラの期待値の解説です。
バカラの期待値【一覧表で一目瞭然】
バカラの期待値は以下の通りです。
期待値 | ハウスエッジ | |
プレイヤーに賭ける | 約98.76% | 約1.23% |
バンカーに賭ける | 約98.94% | 約1.05% |
タイに賭ける | 約85.64% | 約14.35% |
例えば、プレイヤーに1000ドル賭ければ最終的には資産が987ドル前後に収束していきます。バンカーに賭ければ989ドル前後です。

バンカーの方が勝率は少しだけ高いので、バンカーに賭けた方が若干期待値が高く、最終的に儲ける金額も若干高くなるわけです。
なので「バンカーに賭ければ良い」といわれているわけですね。
なお、引き分けに賭けるタイでは配当倍率は9倍と高いのですが、勝率が低いため、プレイヤーやバンカーとは期待値が10%程度低いですね。ハウスエッジも大きいです。
バカラの期待値計算式とバンカー配当“1.95倍”のワケ
バカラの100万通りの総当たり事象を考えたうえで組み合わせの数を考えるのは非常に大変なので、参考カジノゲーム攻略ナビ様のデータを参考にしました。
組み合わせの数 | 出現確率 | |
プレイヤー | 2230518282592260 | 0.446246609 |
バンカー | 2292252566437890 | 0.458597423 |
タイ | 475627426473216 | 0.095155968 |
合計 | 4998398275503360 | 1 |

確かにバンカーの方が勝率は1%弱高いですね!
プレイヤーの配当倍率は2倍、バンカーは1.95倍、タイは9倍なので、あとは上記を基に期待値を以下のように計算します。
- 「プレイヤーに賭ける」:(2×0.446246609)+(0×0.458597423)+(1×0.095155968)≒0.987649186(約98.76%)
- 「バンカーに賭ける」:(0×0.446246609)+(1.95×0.458597423)+(1×0.095155968)≒0.989420942858(約98.94%)
- 「タイに賭ける」:(0×0.446246609)+(1.95×0.458597423)+(1×0.095155968)≒0.856403712(約85.64%)
確かに「バンカーに賭ける」が「プレイヤーに賭ける」と比べて若干勝率が高いことがわかります。
なお、バンカーの配当倍率である「1.95倍」は「勝率が高いから2倍ではなく0.05倍分の手数料(コミッション)を取った1.95倍」と説明する記事も多いのですが、実はバンカーの配当倍率を2倍にして計算すると期待値が100%を超えてしまいます。

期待値は101%。つまり、100ドル賭ければ101ドルになるということ。
「これでは期待値が高すぎてバンカーばかりに賭けられてしまい、カジノ側が不利になる」として手数料(コミッション)を設けるようになったと考えられます。
「バカラでバンカーの勝率はなぜ高い?」
これはバカラをプレイする上で誰しも1度は気にしたことがあるでしょう。バカラの期待値計算の際にも重要なポイントです。

知りたいのにこの辺を適当に解説する記事も多いわね。
バカラでバンカーの勝率が若干高い理由はバンカー側が不利な状況で勝利のチャンスを与えられるためです。以下のバカラルール表をご覧ください。
このルール上、プレイヤー側の数値が大きくバンカー側が不利な「プレイヤーが6または7」で「バンカーが5以下」の状況で、バンカーだけが+1枚を引くことができます。
バカラでバンカーが有利なのは、この1枚を引くことでプレイヤーの値(6または7)を超えるケースもあることが一因として考えられます。

バンカー不利の状況で確かに勝利のチャンスが巡ってくる可能性が高くなるわね。
さらに「バンカーが3~6」「プレイヤーが5以下」の時は有利なプレイヤー側に3枚目を引かせたうえで、バンカーも追加で3枚目を引くことが可能で、理論上はバンカーの方が有利です。

このように、バンカーの方が不利な状況でチャンスが与えられ、結果的にバンカーの勝率が上がっていると考えられます。
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