2in1法とはメモに記録したベット額の数列を利用して、2回分の負けを1度の勝利で取り戻す賭け方のことです。2in1法はモンテカルロ法の改良版であり、複雑な賭け方を簡略化したものとなります。
この2in1法は初心者向けの賭け方として有名です。
マーチンゲール法といった攻略法だと連敗時に賭け金を2倍にするので急激に賭け金が膨らんでしまいます。2in1法はそのような賭け方と比べ、賭け金のふくらみが緩やかでローリスクです。
また、カジノゲームにおいて「2連敗」の確率はそれなりにあるのですが、この2in1法はたとえ2連敗しても1勝すればその損失を取り戻すことができます。
さらに、詳しくは後で解説しますが、数列がすべてなくなったタイミングで損失がすべて回収できるので、ゴールも明確です。

「止め時がわからなくなる」リスクを防げるので初心者向けの方法でもあるの。

今回はこの魅力的な2in1法について詳しく解説していくよ!オンラインカジノなどで利用したい方は必見の内容!
2in1法の「賭け方」【図解でわかる!】
2in1法の基本的な賭け方は以下の通りです。
- 2連敗するまで「最初に賭けた金額」を賭け、賭けた金額を左から右に1つずつメモに追加していく
- 2連敗したら「2in1法」スタート。基本的に次のゲームでメモの左端と右端の数字を足し合わせた金額をベットする
- 2連敗以降、負けたら前回の賭け金をメモの数列の右に加え、左端と右端を足した額をベット
- 2連敗以降、勝ったら数列の両端の数字を消し、左端と右端を足した額をベット(数字が1つになったらその額を賭ける)
- メモの数字がすべて削除されたら損失の回収完了。攻略法をリセットし最初からやり直す
以下のようにメモしていきましょう。
「2連敗後」に2in1法を適用させることを忘れないようにしましょう。
次のゲームではメモの左端と右端の数字を足し合わせた金額をベットしますが、数字が1つしかないときは足し合わせることができないのでその数字の金額をそのままベットします。

負けたら前回の賭け金をメモの数列の右に加え、勝ったら数列の両端の数字を消してね!

慣れたらゲーム感覚で進めることができるよ!
2in1法のシミュレーション結果【要参考】
2in1法を勝率50%・配当倍率2倍のゲームで試した結果は以下のようになりました。
勝率50%(配当倍率2倍) | |||||
賭け金 | 勝敗 | 次回賭け金 | 還元 | 儲け | |
1 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1 |
2ドル | 1ドル |
2 | 1ドル | 負け | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1 |
0ドル | 0ドル |
3 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1,1 |
2ドル | 1ドル |
4 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1,1,1 |
2ドル | 2ドル |
5 | 1ドル | 負け | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1,1,1,1 |
0ドル | 1ドル |
6 | 1ドル | 負け | 2in1法スタート!
2ドル |
0ドル | 0ドル |
7 | 2ドル | 勝ち | 2ドル (1+1=2) メモ: 1,[1],1,1,[1],1 |
4ドル | 2ドル |
8 | 2ドル | 負け | 3ドル (1+2=3) メモ: [1],1,1,1,[2] |
0ドル | 0ドル |
9 | 3ドル | 勝ち | 2ドル (1+1=2) メモ: 1,[1],1,[1],2 |
6ドル | 3ドル |
10 | 2ドル | 負け | 3ドル (1+2=3) メモ: [1],1,1,[2] |
0ドル | 1ドル |
11 | 3ドル | 勝ち | 2ドル (1+1=2) メモ: 1,[1],[1],2 |
6ドル | 4ドル |
12 | 2ドル | 勝ち | リセット メモ:1,1 |
4ドル | 6ドル |
13 | 1ドル | 負け | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1 |
0ドル | 5ドル |
14 | 1ドル | 負け | 2in1法スタート!
2ドル |
0ドル | 4ドル |
15 | 2ドル | 負け | 3ドル (1+2=2) メモ:[1],1,[2] |
0ドル | 2ドル |
16 | 3ドル | 勝ち | 1ドル メモ:1,[1],2 |
6ドル | 5ドル |
17 | 1ドル | 負け | 2ドル (1+1=2) メモ:[1],[1] |
0ドル | 4ドル |
18 | 2ドル | 勝ち | リセット メモ:1,1 |
4ドル | 6ドル |
19 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1 |
2ドル | 7ドル |
20 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1 |
2ドル | 8ドル |
連敗する局面もありましたが、2in1法の特徴通り損失分はしっかりと回収し、結果的に8ドルの儲けになりました。リセット後も2連敗時に再度2in1法が発動しています。
完全無欠の2in1法の2つの「デメリット」…
2in1法は個人的に使っていて必勝法に近い方法と感じてはいますが、2in1法にはデメリットもありますので油断はしないようにしましょう。
デメリット1:連勝しても利益が伸びない
唯一2in1法の大きなデメリットを上げるとすれば、例え勝ちが続いたとしても賭け金が増えないので、利益が伸びにくいという特長がある点です。
2in1法は連敗からの損失回収に長けていますので連勝には強くありません。例えば初戦から連勝した場合は以下のようになります。
勝率50%(配当倍率2倍) | |||||
賭け金 | 勝敗 | 次回賭け金 | 還元 | 儲け | |
1 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1 |
2ドル | 1ドル |
2 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1 |
2ドル | 2ドル |
3 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1,1 |
2ドル | 3ドル |
4 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1,1,1 |
2ドル | 4ドル |
5 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1,1,1,1 |
2ドル | 5ドル |
いっこうに賭け金が増えないうえに、2in1法が発動しません。
また、2in1法が発動した後に勝ちが連続するとベット額は次第に減っていき、最終的にはリセットがかかります。リセットされた後も連勝すればたとえ勝ちが続いたとしても利益は伸びにくいです。
勝率50%(配当倍率2倍)・初回ベット額1ドル |
|||||
10 | 3ドル | 勝ち | 2ドル (1+1=2) メモ: 1,[1],1,1,1,[1],2 |
6ドル | 3ドル |
11 | 2ドル | 勝ち | 2ドル (1+1=2) メモ: 1,[1],1,[1],1 |
4ドル | 5ドル |
11 | 2ドル | 勝ち | 1ドル メモ: 1,[1],1 |
4ドル | 7ドル |
12 | 1ドル | 勝ち | リセット メモ:1 |
4ドル | 8ドル |
13 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1 |
2ドル | 9ドル |
14 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1 |
2ドル | 10ドル |
15 | 1ドル | 勝ち | 1ドル (2連敗まで同額) メモ:1,1,1 |
2ドル | 11ドル |

ただし、このような特徴は他のベッティングシステム(賭け方)にも言えることだね。2in1法はそれ以上メリットの方が大きいのであまり気にしなくても良いと思うわ。
そもそもここまで連勝することは確率的にほとんどありえないわ。勝率が高いイーブンゲーム(勝率50%)のゲームでも6連勝する確率は3%程度、10連勝する確率はわずかに0.1%程度です。

ほぼほぼ考えないで良いでしょう。
デメリット2:メモを忘れる可能性がある
2in1法はメモから次のベット額を計算しますので、ベット額のメモは重要です。そのため、メモを忘れると計算が狂い、2in1法の恩恵が適切に受けられなくなります。
「メモなんて忘れるはずがない」と思っていても試合が白熱してくると意外と忘れてしまうものであり、たとえ忘れなくても計算に手間取ってしまうこともよくあるのです。
2in1法のようなメモを取る必要のあるベッティングシステムにはこの手のデメリットが付き物と言えるでしょう。
まとめ:2in1法は少額でも確実に利益を出る
2in1法は初心者向けの賭け方でもありますが、少額でも確実に利益が出る方法として中級者から上級者に愛用されています。
利益が出るからといって試行回数を重ねてしまうと確率が収束してしまい、いつかは必ず損失が出ます。そのため、最大試行回数や最大の賭け金はある程度限定することをおすすめします。